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ポルポト政権下の少女の物語「最初に父が殺された」


あらすじ

1975年、カンボジアの首都プノンペンが反米派のクメール・ルージュに占領された。

残虐な革命がもたらした飢餓と虐殺の恐怖。

幸せな家族が身を引きちぎる思いで下した決断と、その目に映った過酷すぎる現実とは。

作品概要

Netflixオリジナルの映画で、去年ブラッド・ピットと離婚して話題になったあのハリウッド女優、アンジェリーナ・ジョリーが監督しています。

アンジェリーナ・ジョリーは、数億円規模の財団を設立したり、国境なき医師団をはじめとした様々な国際団体に寄付しており、慈善活動家としても有名で、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使にも任命されています。

そのアンジェリーナ・ジョリーが、原作の著者、つまりこの映画の主人公本人と共同で脚本を書いており、かなり気合の入った作品であることがうかがえます。

作中では民主カンプチアという正式名称しか出てきませんが、いわゆるポルポト政権下での物語です。

このポルポト政権は5年間しか続かなかったのですが、当時のカンボジアの人口の約4分の1が虐殺、強制労働、および飢餓で亡くなってしまったという歴史上最悪の政権で、この映画はその状況を生き延びた少女の回想録です。

日本人にとっては馴染みのない国の歴史ですし、この作品を観ると何かしら考えさせられると思います。

開始早々ニクソン大統領の当時の政策を批判したり、全編を通して主人公の少女目線であったりと、映画そのもののクオリティもかなり高いです。

原題「First They Killed My Father」

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