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Netflixオリジナル作品のおすすめ映画5選【洋画・韓国映画】

Netflixオリジナル、つまりNetflixでなければ観られない映画を5つご紹介します。

5作品中2作品はブラッド・ピットの映画製作会社プランBで撮られていて、Netflixとの相性の良さがうかがえます。

韓国の鬼才ポン・ジュノ監督と、ブラッド・ピットの映画製作会社プランBがタッグを組んだ、Netflixオリジナル映画。 第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、最優秀賞であるパルムドールを争いました。 主人公の少女、ミジャは韓国人なので韓国語を話すのですが、他の登場人物がほとんどアメリカ人で、作中では英語の方が圧倒的に多く話されています。 タイトルのオクジャというのは、遺伝子組み換えで突然変異させた新種のブタで、画像からも分かるとおり、デカいです。 そしてその肉がめちゃくちゃ美味しいらしく、なんとしてでも企業はオクジャを捕まえたい。 ミジャはオクジャと暮らしたい。 そこに動物愛護団体も入ってきて……、というお話で、一見、ブタと少女の間に芽生えた愛情の物語っぽいのですが、随所で現代の資本主義社会批判が盛り込まれており、一筋縄ではいかないのがこの映画です。 パルムドールこそ逃しましたが、ただ感動して楽しめるだけでなく、考えさせられる作品となっています。 そしてこのオクジャは、当然フルCGなのですが、全く違和感なくそこに存在していてリアルそのものです。 また、「ナルニア国物語」「ドクター・ストレンジ」などで奇妙な役どころを演じた大女優、ティルダ・スウィントンが出演しており、彼女の"変なキャラ"の演技も見どころです。

原題「Okja」

NetflixオリジナルのB級"風"コメディホラー映画で、監督は、「チャーリーズ・エンジェル」「ターミネーター4」ドラマ版「ニキータ」などを手がけたマックG。 マックGは、メジャーリーグ、コカコーラ、GAPなどの広告を手がけたことでも有名です。 設定やストーリー、登場人物など、ありとあらゆるものがB級映画そのものなのですが、クオリティが高過ぎて面白さはB級を完全に超えています

映画の長さが1時間半と短いですし、パッと見の雰囲気と醸し出すB級感に騙されず、一度観てみることをおすすめします。 オーストラリア出身の女優、サマラ・ウィーヴィング演じるベビーシッターのビーがとても良いキャラで笑わせてくれます。

まだあまり知名度はありませんが、ビーの演技がとても良かったので、もしかしたらサマラ・ウィーヴィングはこの作品でブレイクするかも……?

原題「THE BABYSITTER」

ブラッド・ピットの映画製作会社プランBによるNetflixオリジナル映画で、ブラッド・ピットがグレン大将を演じます。 スタンリー・マクリスタルという実在する陸軍大将を取材した、マイケル・ヘイスティングスのノンフィクションが原作で、2012年に出版されて以来、大ヒットとなっています。

ジャンル分けすればこの映画は戦争映画ですし、登場人物も軍人が多いのですが、実際は戦闘シーンがほとんどなく、主人公であるグレン大将の生き様にフォーカスしたヒューマンドラマです。

グレン大将はなかなかの堅物で、愛する妻と接するときでさえ違和感のあるような、いかにも軍人気質の気難しいキャラです。 それをブラッド・ピットは上手く演じていて、どのシーンをとってみてもグレン大将は必ず眉間にシワを寄せて口を曲げているのです。 戦争という大真面目なことをやっているのに、大将の性格と表情が面白すぎて、ヒューマンドラマを超えてブラックユーモアとしても楽しめます。

原題「WAR MACHINE」

Netflixオリジナルの映画で、去年ブラッド・ピットと離婚して話題になったあのハリウッド女優、アンジェリーナ・ジョリーが監督しています。 アンジェリーナ・ジョリーは、数億円規模の財団を設立したり、国境なき医師団をはじめとした様々な国際団体に寄付しており、慈善活動家としても有名で、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使にも任命されています。 そのアンジェリーナ・ジョリーが、原作の著者、つまりこの映画の主人公本人と共同で脚本を書いており、かなり気合の入った作品であることがうかがえます。

作中では民主カンプチアという正式名称しか出てきませんが、いわゆるポルポト政権下での物語です。

このポルポト政権は5年間しか続かなかったのですが、当時のカンボジアの人口の約4分の1が虐殺、強制労働、および飢餓で亡くなってしまったという歴史上最悪の政権で、この映画はその状況を生き延びた少女の回想録です。

日本人にとっては馴染みのない国の歴史ですし、この作品を観ると何かしら考えさせられると思います。 開始早々ニクソン大統領の当時の政策を批判したり、全編を通して主人公の少女目線であったりと、映画そのもののクオリティもかなり高いです。

原題「FIRST THEY KILLED MY MY FATHER」

あのデスノートがNetflixオリジナル映画としてハリウッドデビューしました。 日本のコンテンツがハリウッドで映画化されるとロクなことにならないのが常ですが、今回ももれなく残念な仕上がりになっています。 まず設定が原作とは大きく異なり、この映画の主人公ライトは天才でなければ人気者でもありません。 そしてハリウッド版なので当然なのですが、ライトは白人でエルは黒人です。 ここまでは良いのですが、問題は原作の醍醐味である頭脳戦がほぼ皆無であるという点です。 洋画慣れしていてB級映画が好きな方は挑戦してみてもいいかもしれません。 ただ、原作のファンで映画版に懐疑的な方は、大人しく原作を読んでいたほうがいいでしょう。

この作品を楽しむ方法は、よくあるB級スリラー映画だと思って期待せずに観る、もしくは、酷すぎて一周回って面白いと割り切る、という二択しかないといえます。 実際に、酷評にもかかわらず視聴率は好調らしく、アメリカのティーンエイジャーの間では”酷すぎて笑える”と流行っているそうです。

原題「DEATH NOTE」

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